マカ

Maca

   

このコロナ禍において需要の伸びている商材に「精力・活力系商材」があります。マカなどをはじめとする精力・活力系サプリメントの商材は、従来から業界内でのニーズが高いものです。
 
精力・活力系成分として有名なものには、高麗人参やトンカットアリ、にんにく、スッポンなどがありますが、中でも特に認知度の高い成分の一つがマカです。
 
最近では、コロナ禍による生活様式の変化や、日常的なストレスによる「コロナ疲れ」という言葉が出てきましたが、マカをはじめとする精力・活力系サプリメントがコロナ疲れ解消のコンセプトに合うとして、需要が増加してきており「マカ」が再注目されるようになりました。
 

マカのすごさとは

マカ

マカは、大根や白菜、小松菜、わさびなどの属するアブラナ科の仲間です。球根野菜であり、円錐形根と言われる実の部分に栄養があると言われています。南米原産の植物で、ペルーの「アンデス山脈」に自生している植物であることが知られています。
 
このアンデス山脈は標高4000mにも及び、標高日本一の富士山よりも高いところで栽培されているのです。通常、このような高所は、植物の生育に適した環境ではありません。
 
特に標高3000mに近い場所では、気温が低いことや水分が不足するため、高木が生育しづらい環境であることを定義づけて「森林限界」という名称で呼ばれることもあるほどです。
 
そんな中、マカの育つ環境は標高4200mとも言われ、年の平均気温が7℃、寒暖差は20℃に及ぶほどの環境であり、これらの激しい気候変動や強烈な紫外線などの厳しい環境を耐え抜いて育つ高山植物ということもあり、生命力が非常に高く、栄養素が豊富に含まれていることから、現地では滋養強壮に良いことでもよく知られています。
 

マカの歴史

マチュピチュ遺跡
マカの歴史はとても長く、一説には2000年以上前から栽培されているとも言われております。
 
その歴史の中には、マカの効果の高さを語る有名なお話も存在しており、特に代表的なものが、16世紀にスペイン軍が侵略を目的として南米を訪れたとき、現地アンデスの環境に耐えられなく弱っていた馬にマカを食べさせたところ、たちまち元気になり、さらには子供を何頭(文の流れだと馬の出産の事だと思うので単位変更)も産んだことから、スペイン人兵士の滋養強壮の目的にも重宝されたというものです。
 
また、このきっかけとなったのが、アンデスの厳しい環境に生活する人々が、健康的で強靭な体格をしていることに気がつき、現地の民からマカが栄養に優れ疲労回復や滋養強壮に効果があると伝え聞いたことだとも言われています。
 
このように、現地では滋養強壮の目的に長らく食されてきた歴史のある食材であり、現代でもペルーでは飲み物や食べ物に供されています。近年では、その機能性が着目され、アジアを含むさまざまな国でサプリメントなどとして飲まれるようになってきました。
 
こうした歴史の深さは、成分としての安全性や効果の高さをイメージ付けることから、消費者の信頼度や安心感に良い影響をもたらす事ができる事から、製品化した際のPRとしても非常に打ち出しやすいものとなります。
 

マカの効果

効果を解説

マカには、アミノ酸がバランスよく含まれていて、中でも特にアルギニンが多く含まれます。アルギニンは、非必須アミノ酸の一つですが、体内での合成量が多くないため、食事からの摂取が必要な成分です。
 
マカの効果としては、成長ホルモンの分泌促進や免疫力の向上、疲労回復、血流改善、美容効果などが知られています。さらに、マカをはじめとするアブラナ科の植物に含まれる含硫化合物ベンジルグルコシノレート(BG)には、男性機能を高める効果があることが確認されています。
 
上述しているアルギニンにも精子形成などを助ける機能があります。これらの効果から、元気がなくなってきたことを悩む男性向けに、精力や活力を向上させるコンセプトのサプリメントや、妊活向けサプリメントの成分として用いられることが主になっています。
 
また、男性向けの訴求ばかりではなく、女性ホルモンのバランスの乱れによる更年期障害などへの効果も期待されており、女性の妊活目的のサプリメントへの配合もされるようになってきており、その用途は広がっています。
 

マカの種類

一口にマカと言ってもその種類は多岐にわたります。一説には100種類以上もの品種があるとも言われており、それぞれの品種などによっても特徴が異なります。
 
主に根の色によって種類がわかれており、黒色・白色・黄色・紫色・ピンク色(赤色)などがあり、色が濃い品種ほど栄養素が豊富に含まれているとも言われています。
 
これらの色のマカの中でも、現地で特に重宝されるのが、赤や紫などの濃色系の「モラーダ種」と呼ばれる種類です。これは他の種類のマカと比較しても、栄養素が豊富に含まれていると言われており、中でも女性に不足しがちな鉄分やアントシアニンが豊富に含まれていることから、女性からの人気も高まっています。
 
また、一説にはマカを育てた土地などの環境によっても栄養価に違いがあるとも言われており、特に標高が高い場所で育てたものの方が栄養価が高いという説もあります。
 
このように、マカにはそれぞれの種類や栽培方法、場所などの違いにより栄養価や効果が異なるといったストーリーがあり、こうしたユニークさを含んだストーリー性の高さ、認知度、共感性の高さから、サプリメント製品を販売していく際の差別化の手助けとなります。
 

どのような設計をしたら良いのか

薬のカプセル

マカでサプリメントの設計を考える際には、目的と流行に合わせて知名度の高い成分と一緒に配合を考えることが重要です。
 
例えば、男性向けの製品で売れているものには黒ニンニク、高麗人参、トンカットアリ、クラチャイダム(ブラックジンジャー)、すっぽん、牡蠣肉エキス、亜鉛、アルギニン、シトルリン、などの精力・活力UPに繋がる成分との組み合わせた配合によって、滋養強壮イメージを全面に演出しているものが多いです。
 
また、女性向けの場合では、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群、イソフラボン、鉄分、葉酸、ヘスペリジン、ヒハツエキスなどとの組み合わせにより美容効果や妊活効果のイメージを演出しているものが多いです。
 
売れている製品は、メインとしている訴求や自社のオリジナル性が分かりやすく演出されています。そのため、同時に配合していく成分や配合量などを工夫することにより、売れやすい製品設計を考えていくことができます。
 
また、販売先に合わせて剤型を考えていくことも重要です。
国内一般流通ではドリンクや打錠、ハードカプセルなどあらゆる剤形が並んでいます。
 
通販では、配送事情も踏まえて打錠やハードカプセルの商品が好まれます。
また海外輸出の商材として、打錠などの他に、高額な精力ドリンク商材にもマカは主成分として用いられます。
 
これらのように、市場の流行に合わせて差別化できる製品設計を考えていくことが非常に大切です。
 

なぜ今マカが伸びているのか

マカ

終わりの見えないコロナ禍で、「体調管理に気を遣うようになった」、「自分自身と向き合う時間が増えた」といった考えを持つ人が増えてきました。
 
そうした中で「体調を落とさないために体力や免疫力を高めたい」と考える方、「自分自身の魅力を高めたい」、「筋肉トレーニングをはじめた」という方、更には更年期障害などで「気分が落ち込んできた」という方などが滋養強壮や自分磨きの一環として精力・活力系のサプリメントに手を伸ばすようになってきたことが考えられます。
 
マカを用いた「精力・活力系」商材は、既に多数存在しますが、本当に飲んで体感を感じられる良い商品・売れている商品は極わずかです。
 
Held(ヘルト)では、精力・活力系など競合の多い分野でも勝ち抜ける商品の開発・提案も得意としております。お問合せお待ちしております。